詩「 卒業 」

 

詩「 卒業 」

 

 

 

かなしいくらいに暖かい

三月のまっ白な光の中に

 

 

散らばっている 断片を

 

拾い集めていた

 

外に出るのが嫌で

そこにずっと いたかったんだ。

 

そうすれば

 

離れずにすむから。

 

 

はじまりなんて なくてもいい

 

 

終わってしまったままでいい

 

 

心をおいてけぼりにしたまま

 

歩いていくことの何が悪い

 

 

生温かい海に

身体を浸して

そのままでいたい

 

だけど

 

読み終えた本のストーりーは

続いていくと

知っている

 

 

時計はこわれたままで

棚の奥にしまいこんで

 

おやすみを ささやけば

真夜中に響いて

 

 

遠ざかる冬の日が

心を少しづつ空っぽにする

 

 

 

長い長い白昼夢が終われば

階段の先には

 

次の扉がみえていた

 

 

ひとつめ水面.jpg

 

 

 
 

 

クビ

 

私は、近くの会社で、パートに勤めながら

 

注文をうけて、ポートレートメッセージ作品や、

フォトメッセージ作品の制作を、してきました。

 

が、しかし、この一月で、私は、その会社のパートの契約が切れます。

つまり、クビです。

約一年で、クビになりました。

 

新年早々、さんざんです、と言いたいところですが、

私は、まったくこのことを、ネガティブに捉えていません。

 

むしろ、チャンスが来たように感じています。

根拠は、まったくないのですが。

 

なので、なんだかワクワクしています。

 

さあ、これから、どうなっていくのかなあ。

 

何か面白いなあ、この展開。

 

そんな感じです。

 

人は順調な時ほど

あまり、何も考えようとはしないのでは、ないでしょうか?

 

だけど何かしら、滞っていると

一生懸命、自分とむきあったり

普段、考えないようなことを、考えて

心改めて、軌道を修正し、

そのことによって、今まで以上に

成長を、遂げるのではないのかなあと、思います。

 

なんだか、私にとっても、

新たなる変革の時が、来ているようで

とても楽しみです。

 

 

 

 

 
 

 

詩「 黒い街 」

 

 

詩「 黒い街 」

 

 

黒い街は 刻まれた 涙の海

 

 

風が色づくころに 今日が終わる

 

 

 子どもの声が どこからか 聞こえて

 

途方もなく 彼方の未来が

 

じりじりと近づく

 

 

淡くうっすらとした 森に

 

愛しき人達の 幻影をみながら

 

何かを惜しんでいた 寒い夕暮れ

 

 

夜が来る前に ふりかえっていた

 

まばゆい光の下で みた

一瞬の 笑顔を

 

眠くなる前に 扉をしめて 

 

すべての景色を 塗りつぶした

 

 

街はまた黒くなる。

 

 

 

山鹿夕暮れ.jpg

 

 

 

 

詩人賢太郎カレンダー2020販売のお知らせ

 

 

 

  
 
 

詩 「冬の日」

 

「冬の日」

 

 

まったく知らないものどうしが

隣り合わせ

 

 

未知の世界が箱詰めされて

手垢のついた札束の匂いがする

 

 

色があわせてあっても

色は完全にあわない

 

それでも思わずほくそ笑む

乾いた花束の香りをかぐ

 

 

日が暮れても

明日がまた現れて笑いかけるだろう

 

だから泣くな

空を飛ぶ自由な鳥たちよ

 

 

見えない壁はそんな声くらいでは

こわれないけど

 

とどいているはずだ

 

人の胸に

 

 

今日も光は青の白

 

冷たくもやさしい

 

 

冬はただ

 

 

あたたかい。

 

 

 

 

露と雑草.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

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詩「 みんな傷ついている 」

 

「 みんな傷ついている 」

 

 

正しさと間違いの間にある

ギアをしっかり握って

走らせていたい

 

 

傷口から海が流れ出した後の

渇いた場所で

 

 

傷跡は砂漠みたいになって

歩きやすくなっているのだろう

 

 

金魚にエサでも与えるみたいに

やさしい気持になって

凸凹がちゃんと組み合わさるように

生きていたとしても

 

 

また新たな凸凹がここにある

 

 

現れては消えていく泡がなくなり

無言になるとき

 

世界はどう変わっているのだろう

 

ふたつの物差しがあって

お互いの数ミリのすき間が

うまってしまえばいいのだ

 

 

魚の目だけが水玉みたいにプカプカ浮いて

だけどもヒリヒリした

時間は癒えて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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クリスマス特別企画

 

  
  
  
 
 

 

 

 

 

詩「 心象 」

 

「 心象 」

 

 

 

 

 

逃げることもしなければ

追いかけることもしない

 

どうせ出会うとわかっているから

 

交わることを恐れずに

離れることを悲しまずに

変化することを受け入れて

自由自在に線に意味をもたせて

辺に還ることができたら

美しい幾何学の世界で

整然とした正しさで

 

舞踏会をひらく

 

ことあるごとにパーティー

すべて事なきことを愛し

ぎこちないビルディングの

片隅で祝杯をあげる

 

誰の息もかからない場所で

祝杯をあげよう

 

 

 

 

 

 

 

彼岸花のはっぱ.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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クリスマス特別企画

 


  
  
  
 
 

 

 

 

カレンダー2020 販売のお知らせ

  

来年2020年のカレンダーが完成しました!

 

∞ 

 

 

 

1〜6月.jpg

 

 

7〜12月.jpg

 

 

ご好評いただきました2019年のカレンダーと同じく

2Lサイズで制作しました
 
 
 
 
サンプル 3月.jpg
 
ひと月ごとに一枚ずつ・・・
 
詩人 碾 賢太郎撮影の写真に
筆書きの詩をのせたフォトメッセージ
 
カレンダーのための書下ろしです
 
  
 

 

白い卓上額に入れて

使うスタイルです

 

  

 

 

_MG_9600 (2).JPG

白い卓上額も一緒にお届けします

( この写真の中身は 2019年のもの ) 

 

 

 

  

お値段は
 
1セット 3,000円
 
白い額つき
送料込み(レターパック)
 
 
※ 去年もご購入の方で 額が必要ない方は
額なし 2,500円でもお送りいたします
お申し込み時 メッセージにてお知らせください

 

 

  

ご購入ご希望の方は こちらからどうぞ

  

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大切な人に優しい気持を贈りたい あなたへ・・・

プレゼント用にも 喜ばれています

 

ご縁ある皆さまのもとへ

お届けします

 

  

どうぞ よろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 
 

詩「 白い部屋 」

 

 

「 白い部屋 」

  

 

白い蛇は白い部屋

 

 

そこに私だけがいればいい

 

 

欲しいものがたくさんあっても

 

 

今はそこに何もないほうがいい

  

 

さみしくて仕方がない時も

  

 

今はそこには誰もいないほうがいい

  

  

白い部屋は曇り空

  

 

そこに虹はでたほうがいい

  

 

白い部屋はテーブルといくつかの椅子

 

 

そこにお茶だけがあればいい

  

 

パレットは 全部 白

  

  

そこには息しかない。

 

 

 

 

 
 

 

詩 「黒の月 」

 

「 黒の月 」

 

 

黒の月が闇の中で光る。

 

 

私を照らす。

 

 

誰かが夜空でほくそ笑んで

青いインクをこぼしたなら

 

 

黒の月は雲の中眠る

 

 

誰もがこんな日は

 

心から幸せを感じるから

 

黒い空は脳の外

 

 

黒の月は闇から闇へと

手探りで渡る

    

私の孤独を包むように

 

 

黒の月は

闇の中をさまよう

 

 

今日も

一億の孤独を感じながら

闇の中を。

 

 

明日は

金貨をどこかに落として

闇の果てへ。

 

 

月は黒の持ち物だから。

 

 

 

 

 

 
 

 

 

詩「 空は海 」

 

 

「空は海」

 

 

 

何にも、ほんとうは、ないのに

何かが、あるように見える、水平線に

 

僕は何を探すのだろう?

 

声のない叫びが、聞こえてくるとき

空の青さが、まぶしいくらいの白に光る

 

光の波はかすかにざわめいて

ゆらめく心は、一度きりの情熱

 

白にとける

 

僕はみつけたのでしょうか

空と海のあいだの太陽の出入り口に

きらびやかに光るまぶしさを見て

 

空は海

空は白

空は波

 

空は、ただ無限であり続ける

 

僕の無限は、一度きりの軌跡

 

僕の空は、底なしの海

 

 

 

 

【夫婦でコラボブログ 】Brother Sun ∞ Sister Moon