詩 「冬の日」

 

「冬の日」

 

 

まったく知らないものどうしが

隣り合わせ

 

 

未知の世界が箱詰めされて

手垢のついた札束の匂いがする

 

 

色があわせてあっても

色は完全にあわない

 

それでも思わずほくそ笑む

乾いた花束の香りをかぐ

 

 

日が暮れても

明日がまた現れて笑いかけるだろう

 

だから泣くな

空を飛ぶ自由な鳥たちよ

 

 

見えない壁はそんな声くらいでは

こわれないけど

 

とどいているはずだ

 

人の胸に

 

 

今日も光は青の白

 

冷たくもやさしい

 

 

冬はただ

 

 

あたたかい。

 

 

 

 

露と雑草.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

詩人賢太郎カレンダー2020販売のお知らせ

 

 

 

  
 
 

 

 

 

 

コメント